ネットにない情報は存在しないのも同然なのだと思い知る

大学2年の半導体工学で発光素子は受光素子にもなる(こともある)のは習うかと思います.
電子設計の基本と応用がわかる - EDN JapanをみてLEDを光センサーとしても利用するネタがちらほらみかけるなーって思っていたら...12年前にトランジスタ技術にそんな記事を投稿しているじゃないか,自分.探してみると掲載された雑誌どころか原稿すら自分の手元にありませんでした.

掲載記事は,

トランジスタ技術 1996年 388ページ 高輝度LEDによる光スイッチの実験,LEDを発光/受光素子に使ったフォト・リフレクタ

内容は光っているLEDを指で触れて動作するスイッチを作りましたというもの.まず透明樹脂パッケージのLEDを2つ上下に重ねてテープで固定します.点灯している上のLEDに指が当たると反射で下のLEDへの入射光量が増えます.それを光電流として検出するというもの.確か外乱にやられないようにLED電流には変調かけていたかと思います.

簡単な原理ですけど,このごろだと液晶タッチパネルとか,色々と広く使われている仕組みではあります.

ネットの検索にかからないと存在自体なくなると思うとちょっとぞっとします.