iPhone app. development using Visual Studio (how to use intellisense)

MonoTouch

Abstract

Although MonoDevelop provides sufficient and sophisticated design environment, I still want to stick to Visual Studio (VS) for its intelliSense and refactor.
I can use VS with monotouch simply adding a assembly file /Developer/MonoTouch/usr/lib/mono/2.1/monotouch.dll to a reference. IntelliSense works. I can even build codes (although I can not link it), this can be help of correcting compiling errors on VS.

はじめに

Visual Studioを使いiPhoneアプリ開発を行います．
とはいえ，C#のコードをiPhone向けにコンパイルするMonoTouchおよび動作検証に用いるiPhoneシミュレータはMac OS X環境でしか動作しません (ライセンスの問題さえ解決できればエミュレータ上のMac OS Xを使う手はありますが)．したがってここの目指すところは，ソースコードを書くこと，そして設計リソースをシームレスにMac OS Xのコンパイルおよびテスト環境につなげること，の2点とします．
このエントリは，Visual StudioでMonoTouchのソースコードを書く環境を構築します．

このエントリが役立つ方

このエントリは十分なVisualStudioの開発経験がある方をターゲットとします．このエントリは，iPhoneアプリケーション開発をするが，Mac OS Xは未経験，あるいは慣れる時間が惜しい方に役立つと思います．

なぜVisual Studioを使うのか

Visual Studioで便利な機能は(チームではなく個人で開発する小規模な開発では) intellisenseとrefactoringかと思います．MonoDevelopにもこれらの素晴らしい機能が盛り込まれていますが，候補を表示するタイミングやレスポンスの違いや，カスタマイズを含めて蓄積した開発リソースをそのままシームレスにiPhoneアプリケーション開発に繋げられることはメリットがあります．
また今後Android, micro framework など様々なプラットホームに向けた開発が一般的になると考えます．これらの開発では共通のロジックにUIを薄いラッパとして被せていくでしょう．このような展開が視野にあるならば，プラットホーム(むしろUIと呼ぶほうが適切でしょうが)により開発環境を選択することは，投資と効率の点から望ましくありません．
"書くためのツール"は開発工程でもっとも長い時間手に触れるツールです．ツールは1つに絞ったほうがいいと考えます．

Intellisenseを使うまでの手順

手順を以下にまとめます．作業自体は3分で完了します:

  • MonoTouchの開発環境にあるdllをVisual Studioの開発機にコピーする.
    • /Developer/MonoTouch/usr/lib/mono/2.1/ 以下にある *.dll をコピーします．
  • Visual Studioで空のプロジェクトを作り，先ほどのdllを参照に追加する．
    • mscorelib.dll を除くdllを追加します．
    • System*dllなども，一応，monotouch由来のものをコピーしています．

スクリーンショットを下図に示します．
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まとめ

iPhoneアプリケーションをVisual Studioで行う手順として，インテリセンスの利用を行いました．この方法は実際にビルドを実行できますから，コンパイル時に判別できるエラーはVS上で修正ができるメリットがあります．これによりMDを単なるビルド環境にできます．
次回は，このソリューションファイルからシームレスにコンパイルとシミュレーターで実行するまでの手順を紹介します．