iPhoneの音出力フィルタ特性
ソフトウェアモデムの基礎データとして、iPhoneの音出力のフィルタ特性を測定してみました。デジタルフィルタ特性はインパルス波形を入力したときの出力波形で与えられます。そこでサンプリングレート44.1kHz、周期440Hzの、一瞬だけ正の最大振幅を出力のち振幅0の波形をAudioUnitで直接RemoteIOに書きこみ、その時の出力波形を測定しました。
波形のスケールは、横軸が50usec/div、縦軸が500mV/divです。
iPhone3GSより以前はFIRフィルタ、3GS以降はカットオフが19kHzのIIRフィルタを使ってます。
iPhone3GでiOS3.1.3とiOS4.2で、インパルス応答波形は同じでした。iOSのバージョンによりフィルタが変わることは、この場合は、ないみたいです。
iPod touch 第一世代 3.1.3
iPhone 3G 3.1.3
iPhone 3GS iOS4.2(8C134)
iPhone4 iOS4.1
シミュレータとAirPlayでの特性。縦軸のスケールは1V/div。
iPhone simulator (Mac mini 2009)