オタクの表札,痛い表札を作ってみよう

そろそろ自宅(アパート)に表札を掲げようと思い,デザインを考えています.ネットで調べると,材質やフォントそしてデザインの組み合わせがたくさんあり目が回ります.

表札は自己がここに住んでいるという主張でもあり,かつ自分はこんな人間なのだと外部に表現する大切なものでもあります.

自己主張という単語から連想したものに,痛車というのがあります.これはアニメーションのキャラクタなどを使い自分には好みなのだが,しかし,他者から見ればこれはなんだろうと思わず引いてしまう"痛い"デコレーションを施した車のことです.最近では,車に限らずバイク,自転車は言うに及ばず,パソコンからはてはまな板まで,"痛XX"と呼ばれる商品群が自作および販売されています.

そこでオタク向けの表札の企画,痛表札,を提案してみましょう.アニメーションやSF作品に登場した独特のユーザ・インタフェースやフォントを組み合わせて,オタク感溢れる,しかし表札という実用をはずさないデザインを作ることが第1目標です.

ちょこっと思いつくUIや雰囲気には,新世紀エヴァンゲリオンスタートレックが思いつきます.ところが,ここで問題発生.雰囲気は頭に思い浮かべど,私,絵がかけません...

今回は,スタートレックに出てくるクリンゴン人の文字を使い,絵がかけなくてもOKな表札作り方を紹介します.ステンレス薄板のレーザ加工などはネットで委託先が見つかりますから,ここでは元になるパターンをビットマップファイルで作る方法を書きます.

完成品は,これ.これで宇宙の人に向けて,私の名前を間違いなく伝えることができる...のですよ.
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まずはフォントの入手です.Klingon Font and Vocabularyhttp://www.geocities.co.jp/Hollywood/7039/dl/font.htmlからTrueTypeのフォントを入手してきます.
次に入手したフォントを,Windows XPであれば,http://musashi.or.tv/fontinstxp.htmの手順に従い登録します.
最後に適当なお絵かきソフト(アクセサリーのペイントでOKです)で文字を並べて,好きなデザインをすれば完了です.

小学生低学年のあたりで,宇宙戦艦ヤマト機動戦士ガンダムドクタースランプあられちゃんにミンキーモモ,の洗礼を受けた世代が30代になり所帯をもち家を構えることも随分出てきている時代です.こういったオタク向け痛表札の商品需要は,相当あるのでは?

で,ここで商売な話を.フリーでやってたりするので,現在の表札ビジネスをちょこっと便利にするならばってネタを.

  1. 編集とかデザインをいじる.今だと,デザインを選択して業者がサンプルを作る送るという形式ですけど,これはウェブでオンライン生成ってのがいいですよね.自分でちょこちょこっといじったり,ワンポイントを入れたりって感じで.
  2. 料金.1枚いくらですけど,気分によって替えたいとき用に,1枚目はイニシャル5000円,そこからちょこっと変更したデザインだと3000円くらい,と手軽なお値段設定にするのがいいかも.原価は,レーザ加工機200万と1枚300円のステンレス板だろうし.
  3. 素材.ステンレス板がよく目に付きますが,これを表面処理して差別化とか,アルマイトの陽極加工入れるとかもいいかも.表面加工部分を飛ばして文字入れもいいかも.

現在ある表札も,いっそのこと電子ペーパーかコレステリックな自己保持型液晶やらプロジェクタを組むとかで,その都度表示を変えるとか,表示が動く表札にしちゃえとか,照明バックライトをいれるとか.朝昼とかの時間帯や季節,日照度,人通りなどで表示を変えるってのもできるしね.なんて,ちょっと毛色の違う展開はいろいろ考え付くけどね.

あとは,自己表現としての"表札"の展開.例えば,mixiとかウェブページとかネットな世界への需要(この場合は電子データな画像だからデザインになるだろうけど)もあるだろう.

む? キャラ作りをしたい私には,これは欲しいかも.