OWONの低価格デジタルオシロスコープを購入してみました

お仕事に電子工作が必要になり測定器を整えようとしています.

まずは波形調整やデータのやり取りに便利なデジタルオシロスコープを探しました.要求は20MHzの方形波が歪なく取れることです.Agilentからオシロ選定のよいドキュメントを出されています http://cp.literature.agilent.com/litweb/pdf/5989-0552JA.pdf.方形波をちゃんと見ようと思えば,基本波の5倍高調波まではちゃんと取れないといけませんから,帯域100MHz以上が必要になります.この手の定番といえばTektronixのTDS3000シリーズの1.25Gs/s位のやつです.しかし新品だと50万円超で予算オーバーです.Yahoo オークションでたまに出品があるようで落札価格は9万円位のようです.これなら予算内ですが玉が少なすぎて購入タイミングに合いません.

そこで低価格オシロを探したところ秋月電子で取扱いがあるOWON社か,価格はOWON社よりちょっと高めですがhttp://www.rigolna.com/がよいと思いました.今回はなんとなくOWON社にして,サンプルレート500Mの機種はオシロのPDS7102Tとロジックアナライザ機能も付いたMSO7102Tの2機種があります.欲を出してLAをつけても利用せずに終わるので,今回はオシロのみのPDS7102Tを選定しました.



購入先ですが,価格.com http://kakaku.com/search_results/?c=&query=PDS7102&category=&minPrice=&maxPrice=&sort=popular&rgb=&shop=&act=Input&l=l では8.8万円位のようです.ネットでよく探した結果,PDS7102T 100MHz 500 MS/s Scope w/ TFT LCD USB (No FFT) ($519.00) : Saelig Online Store から送料込で680米ドルで購入できました.クレジットカード明細に出てくる為替レートが92円だとして6.3万円くらいですから,まぁ十分安価に購入できたと思います.

ここまでのお話は趣味で電子工作をする場合の選定と変わりません.仕事でオシロを選定するとなるとちょっと目線が変わってきて,オシロは波形を見る装置というよりもレポートを作るための測定装置なので,表示と操作性そしてデータ収集機能が重要なポイントになるです.そのあたりはカタログからは見えてこなくて使ってみて初めて分かるところなので,ちょっとドキドキです.こんな偉そうなことを書いている暇があったら,とっくりと使い込んでみるべしかなと思います.