デスクトップにおけるCNCを選定しました

装置選定の続きです.ロボット製作のために小さいCNCを比較検討しました.10cmx20cm程度の外形カットができて,Z軸に50mm位動ければいいかと考えて,まずはざっと価格だけを拾っていきます.

まずはORIGINALMIND オリジナルマインド ~ものづくりの楽しさと夢を提供します~ 小型工作機械・各種メカトロニクス製品の通販サイト.BlackIIという組み立てキットは10万円程度の超低価格.内容物は本体,3軸のモータとコントローラです.

次にhttp://www.sherline.com/8540pg.htm.こちらは2,500米ドルですが,リニアステージをX字に組み合わせたX-Yステージの外観がスマートな印象を与えてカッチョいいです.本体にモータとコントローラそして制御用ソフトをインストールしたパソコン(OSはLinux,モニターは別)がセットになっています.設置とセットアップをしてチュートリアルを実行するところまで持っていく手間は結構かかりますから,私のような個人事業主ではなく従業員がいるところだったら,人件費節約の観点からこちらがコスト最小なのかもしれません.

これらのCNCはモータドライバとパソコンはプリンタポートで接続します.http://www.flashcutcnc.com/Tabletop-CNC-Mill.phpのモータドライバはUSB接続のものを提供します.

最後がhttp://www.minitechcnc.com/Mills%20contents.htm.こちらは5,500米ドルです.

他にローランドの3Dモデラも比較対象に入れるべきですが,ちょっと価格的に今回はパスとなります.

ネットをぐるりと巡回して比較対象した結果,オリジナルマインドの製品は格段に値段が安くて性能がいいです.使っている人が日本にいること,消耗品などのサポートもしっかりしているところから,オリジナルマインドのBlackIIに決定です.これ,英語のウェブページを出したら海外にバカ売れするのにって思います.

手元にはプリンタポートのないノートパソコンしかなくて,さてCNCに接続するパソコンをどうするかと考えていました.
6,000円くらいでDellの安いデスクトップを買おうかと思ったのですが,ThinkPad X40が手元にあったので,これにウルトラベースX4を組み合わせて,ウルトラベースのパラレルポート接続とすることにしました.

いまだとオークションなどでウルトラベースX4は2000~4000円程度で入手可能.またThinkPad X40本体も1.5万円もあれば購入できるので,(組み込みOMAPボード Beagle board 1枚分の価格かよと悲しくなりながらも),制御用パソコンには安くてお手軽かなって思います.