ポストイットで簡単にできる,メモベース開発

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プログラム開発をコンセプトからコーディングまで1人でこなしてプロジェクトの終わりに到達するには,視点の切り替えが重要です.

まずプロジェクトマネージャの視点になり,プロジェクトの流れを作り,作業者の能力などを考えて日程を作ります.次に技術マネージャの視点になり,コンセプトをいかに実装するかを考え実務に落とし,最後にプログラマとしてコーディング作業を進めます.

このように,1人で少なくとも3つ視点を意識して切り替えなければ,1つの仕事の終わりに到達することは困難です.

その仕事を進めるときに役立っているのが,メモベースの開発です.やっていることは簡単です.まず,大き目のポストイットやメモ1枚に,"目的","どうやるか","得られる成果"を文章やイラストを入れて書きます.それを壁にペタペタ貼り付けます.次に,壁からメモを1枚取り,作業に入ります.

このやり方にすると,メモを貼り付けるときにはプロジェクトや技術のマネージャーの頭で考えて,メモを目の前にしたときにはプログラマの頭で作業が進められます.

やっていることはGetting Things Done(GTD)のアイテムをメモに展開しているだけです.これは,毎日たくさんの仕事がある人にも,お勧めできる方法かと思います.