IT関係のオフィスへのグリーン提案,ネムノキで規則正しい生活周期を確保しましょう

自宅兼オフィスで作業をしていると生活と仕事の区別が曖昧になりがちですし,さらには独身では特に時間の境界までもが曖昧になりがちです.

[,w200]
自分では気づかない生活周期の乱れを見える化する工夫として,室内グリーンに左の写真にあるWikipedia:ネムノキを置きました.これは生活を豊かにする人間とともにある"コンパニオンプランツ"の提案です.

ネムノキは漢字で合歓木と書くネムノキ科(広い意味でマメ科)の落葉高木だそうです.このネムノキには,朝に開いた葉っぱが夜には閉じる,就眠活動と呼ばれる特徴があります.この葉っぱの開く/閉じるは,単純に日照のあるなしで制御されたものではなくて,ネムノキの生物時計により制御されますhttp://joint.idec.or.jp/technical/2002_resume07.php

しかし,同じマメ科のインゲン豆に24時間光を照射し続けると数日でこの就眠活動が弱くなっていくことが実験で確認されていますインゲンマメの就眠運動.おそらく同じマメ科ネムノキにもこれは当てはまると思います.

これはまさに人間の体内時計をネムノキの葉っぱの開く/開かないで見える化できると考えました.ちょうどこのネムノキと同じように,人間の体内時計は朝日を浴びることで24時間に調整されるそうです.自分の体調は目には見えませんが,ネムノキの葉っぱの開く/閉じる具合で,自分の体内時計の調子を目で確認できそうです.

さらにhttp://joint.idec.or.jp/technical/2002_resume07.phpの研究例では,化学物質を用いて葉っぱを開きっぱなしにすると,最後には植物が枯れてしまうことが報告されています.IT関連の仕事ではよく,深夜遅くまでの作業または不定期な睡眠による体と精神の変調が問題となります.それらの作業がオフィスで行われることを考えると,オフィスにネムノキを置いておくことは,その職場およびそこで仕事をしている人の健康のバロメータになるのではないかと思います.

IT向けにネムノキを売り込みかけようか知らんと思ったくらいに,自分としてはいいアイディアかなって1人悦です.