売り切れ続出の人気フィギュアを手に入れる方法


趣味のことなので興味がなければバカバカしいだけの話です。Amazon.co.jpにリンクにあるフィギュアを予約していたのですが、人気が高かったらしく必要十分な入荷数が確保出来ないとのことで、予約をキャンセルされてしまいました。
しかたがないのでYahoo!ショッピング楽天などでネットショップを検索したのですが、相当人気があるのでしょう在庫がどこにもありませんでした。そんなときに、たまたま発売日前なのにYahoo!オークションに出品があるのを目にして、脊髄反射で落札をしてしまいました。取引して気がついたのですが、これは転売屋さんでした。出品プロフィールを見ると、同様の転売商品がズラーッと並んでいました。発売日に直接ネットショップから商品が到着すると連絡がありました。
落札価格は(即決価格の)9500円(送料,税込)でした。アルター(このフィギュアのメーカーです)の販売価格が7140円(税込)、ネットショップの予約受付価格が6069円(税込, 送料は別に1000円くらいかかる)です。転売による利益は、2500円くらいになります。
転売による利益はどれくらい得られるのかと思い、オークションで同じ商品の落札価格を調べてみました。12月末時点で7500 ~ 8000円の範囲で落札されていますから転売益は1000円程度なのでしょう。また購入者はネット利用に長けた、いわゆるオタク、と層が重複しますから転売という事実を抑えた上で、目標価格を賢く設定して落札をしていると予測されます。
つまり、相場も調べずに脊髄反射で落札をした自分は情報弱者でした。また転売益は、売り切れ続出の人気商品で1つ1000円 ~ 2000円 です。
次に転売は商売になるのか考えてみます。転売益は売り切れ続出の商品でも、1つ 1000 ~ 2000円です。販売コストはYahoo!オークションなどの利用で無視できる程度なのに対し、もしも売れない場合でも予約注文をキャンセルすればよいので、在庫を抱えるリスクはありません。リスクなしに利益が得られる楽さがあります。一方で転売だけで生活を支えようとすると、年間所得 400万円を目標とすると1つ1000~2000円の転売益から年間2600個,1日7個が販売目標数になります。この程度なら手動でデータ処理できる範囲ですし、処理フローをシステムを組んで自動化してしまえば、かなりよい小遣い稼ぎになりますね。
一方で、ネットショップは一人当たりの購入個数を限定していますし、売り切れ必須の人気商品はそうそうありませんから、この目標販売数の達成は難しいのではないかと思います。また転売を目的とした注文が増えると、本当の販売数予測が難しくなり、メーカーの生産管理に悪影響を与え、ひいてはメーカーの利益を大きく損ないます。
まとめとして、あまり誰にもメリットがなさそうなので、この手の商品の転売屋は利用しちゃいけないなと思います。

後日談:Amazonから直接送付されてきました。予約入れていたのに(商品確保できなかったからか)キャンセルメールが来た自分としては、予約ダッシュの差が4000円となって見える化されたのだなと実感しました。