Google sitesでサイト構築中

https://www.google.com/accounts/hosted/helpcenter/images/sites/sites_infographic_sm.jpg
会社のホームページをGoogle sitesで構築しています。会社概要(理念)やプライバシーステートメントを、自分が内容を理解しないままの丸投げ外注は会社にとって何ら価値を生まないので、いちから勉強しながらまずは自分で作っています。実際にやってみると、社会との接点ってなんだろうという疑問が少し氷解する感じがします。

実作業をして初めてわかってきたのですが、Google sitesの紹介記事はいろいろありますが、殆どがWikiの進化系あるいはコラボツールの1種と書かれていますが、その本質はマイコミジャーナルhttp://journal.mycom.co.jp/articles/2008/06/06/googlesites/index.htmlなのだと思います。

Google sitesはウェブページのホストというよりも、会社のワークフローなどの情報を統合して可視化するツールと見るのが本質です。いまサイト構築と並行して自社の業務手順(ワークフロー)を構築しているのですが、ユーザー視点から業務を分解すると、営業、受注、設計、納品、アフターサービス、それに集金を含む経理など、社員一人だけで完結する業務ではなく、プロセス間のコラボは必須になります。

一連のプロセス間を連結する情報統合機能、それがGoogle sitesなのでしょう。Google docsが従来の"紙"文書の情報処理形態で、Google sitesがそれらプロセスの有機的な連結と処理状況等の情報を統合する社内業務フローの情報処理形態と見なしてシステム構築をすると、いまある概念がすっぽりとGoogleのサービスに当てはまっていきます。

ただ、新しいシステムには新しい概念で挑むべきところがあります。いままでの"パーソナル"コンピュータから移行するときの注意点は、今慣れている手順、例えばファイルをフォルダで分類する,文書ファイルを作成するなど、そういう概念を捨てることかと思います。情報がだれかのパソコンにある形態から、クラウドにありコラボするメンバー間で共有している状況だと、フォルダとかファイル名とかデータ形式とかのパーソナルな概念は、運用上とても邪魔になります。

運用は、Google sitesにアップしていないファイルは存在しない、くらい割り切った簡単な運用ルール1つにまとめるのが吉かと思います。