iPhoneで外部機器を動かすインタフェースの選び方

これは

iPhone/Androidで外部アクセサリ/外部機器を作りたい方に、インタフェースの選び方などを聞かれるので、情報をまとめます。素早く作るなら有線ならRedPark社のシリアルインタフェース、無線ならWiFiが手軽です。一般販売するなら、部品コストとAndroidでも動く利点から、有線ならイヤホン端子の利用、無線ならBluetooth4 low energy、の利用範囲が広いです。

iPhoneで外部機器を動かすには

公式のiPhoneと外部制御機器との接続端子はドック端子のみです。このドック端子には、オーディオ入出力、シリアル信号、USB、FireWireおよび電源端子があり、外部機器接続に必要な機能が全て提供されています。ただし、このドック端子を使うにはApple社とMade For iPhoneプログラムの秘密保持契約(NDA)締結が必須です。このNDAのもとで、iPhoneが正規のアクセサリー機器と確認するための認証チップの技術情報およびアプリ開発に必須のフレームワークが提供されます。

MFiプログラムが不要の外部機器開発手段

小規模の研究開発、試作でMFiプログラムを選ばない場合の、ドック端子以外の方法には、有線ならば汎用MIDIインタフェース、RedPark社のシリアルケーブル、およびイヤホン端子、無線ならば、WiFiおよびBluetooth4 Low energy (BLE)があります。
概要プレゼンテーション資料が、iPhoneで外部装置の作り方概要は:

イヤホン端子を使う開発は:にあります。

それぞれの手段の比較

有線については:

MIDI シリアルケーブル イヤホン端子
価格 5k 5k 1k
フレームワーク CoreMIDI RedPark社提供 私とか提供
一般配布 ×
Android対応 ? ?

となります。
無線については:

WiFi BLE
価格 5k 1~3k
フレームワーク ネット CoreBluetooth
一般配布
Android対応 ◯(BLE対応機種)