自分で設置OK、ワンルームの狭いキッチンで使える浄水器

独り身ですが、浄水器を3年間使用してみた感想をまとめました。この浄水器ワンルームの狭いキッチンにも設置でき、ミネラルウォーターのような美味しいお水が楽しめる良い品です。

この浄水器の購入は、水道があまり美味しくない地域への引越しがきっかけでした。いくつかの浄水器をパンフレットで比べたのですが、日本ガイシの0.1um超微細孔セラミックフィルタによるサビおよび細菌除去能力と、水の美味しさのもとになるミネラルはそのままに、塩素などを除去する活性炭フィルタは特徴でした。決定的な購入の決め手は、他社が据え置きタイプばかりの中で、これは狭いワンルームのキッチンにも設置が可能なウォールタイプだったことです。壁に取り付けるので、設置場所のない賃貸のワンルームの狭いキッチンでも使えて、しかも、自分で設置できるので工事代金もかかりませんでした。

水道水の独特の臭いは、命に別状あるわけではないのですが、やはりちょっとムッとするものがあります。これで浄水をいつでも手軽に楽しめるので、そのちょっとしたムッとする感じを解決できたのが、とても気持ちいいです。

(今は、ワンルームから1LDKに引越してます。もちろん1LDKの台所にも設置OKでした。)

以下詳細です。

使用感

水道水がミネラルウォーターになる、そう表現して間違いないです。水道をひねるだけで浄水が得られる手軽さは、ブリタなどの浄水ポットにはないメリットです。本体はステンレスで、水しぶきのかかる水場に置いていても汚れがつきにくく、簡単に汚れを拭き取れ、外観の見た目もとても美しいです。浄水と水道水の切り替えは、蛇口のアダプタについているレバーをワンタッチでできます。
浄水カートリッジは1つで3600リットル程度使えるそうです。使用水量が本体の液晶に表示されますから、カートリッジ残量は一目瞭然です。説明書には1年程度での交換を推奨されていますが、単身者の私では満3年程度使用しても使用率は70%程度で、ちゃんと浄水出来ているので、まだしばらく使えるなと思っています。

お料理、特にお蕎麦やうどんがとても美味しい

3600リットルという水の量がピンとこないのですが、お風呂1回が150リットル程度なので、お風呂24回分程度です。普段の飲み水だけでなく、料理の煮炊きにじゃんじゃん使っても問題ないです。
特に嬉しかった使い方は、お蕎麦やうどんを煮上げるのに、そして水洗いに浄水を使うと、味がぐっと上がることです。麺が大好きなので、これはとても楽しいです。

設置

このウォールタイプの設置は、蛇口のアダプタ取り付けと、本体の設置の2段階です。様々な蛇口に対応できるよう数種類のアダプタが入っています。本体は、壁に張り付けたり、シンクの端に設置したりと、これまた様々な場所に設置するいくつかの金属部品が入っています。これだけの種類があれば、どんな台所にでも設置できると思います。設置は、水道蛇口近くに本体を設置するだけで、台所に穴をあけたりネジで固定したりする必要はありませんから、自分で設置できると思います。図入りの分かりやすい説明書と工具がありますので、それを見ながら1〜2時間程度で取り付けできます。日用大工得意な方がいれば、なお便利かもしれません。
設置時は、本体左側面にある空気抜きにつかうコックにアクセスしやすくしておくと便利です。(やらなくても不都合はないみたいですが)2週間に1度程度、このコックを切り替えて空気抜きをせよと、説明書にはあります。

コスト

浄水カートリッジは1.5万円程度、3600リットル使えますから、1リットルあたり4円程度です。水道をひねればミネラルウォーター並みの浄水がすぐに使える手軽さを一度体験すると、価格以上の物を感じます。

加湿器などへの利用は注意

ウィルスウオッシャーなど高い空気洗浄能力を特徴とする空気清浄機などの、水道水(飲用)を使うよう注意書きがあるものには、浄水を使わないようにします。これは、空気洗浄機が殺菌に水道水の中に微量含まれている塩素を利用するためです。